行政書士のメリットや学習時間は?
行政書士を目指す方にとってのメリットをご紹介します。
独占業務がある
行政書士には「独占業務」があります。官公庁に提出する書類や権利義務に関する書類について、「作成を代理すること」や「相談に応ずること」ができるのです。
書類の作成以外にも相談に乗る業務も独占業務となっています。
これらの書類作成に困っている人を助けることができるのは行政書士以外にはいないため、人を直接を助けることのできるやりがいのある仕事だと言えます。
独立開業がしやすい
行政書士は独占業務を行うことができる、社会的に評価の高い職業の一つといえます。
資格を持った行政書士自身に対して仕事が生まれるため、独立開業がしやすくなっています。開業すれば、他の事務所で勤務するよりも、1件の業務から得られる収入の割合は大きいです。
このため、独立して、より高い収入を得られる可能性が高いと言えるでしょう。 特に独立してから長く事業を行っていれば、顧客から新たな顧客を得られ、収入は増えていくことが多いです。
就職や転職に活かせる
行政書士の多くは独立開業しており、開業せずに法律関連の事務所で働いているのは全体の数%にすぎません。
しかし、行政書士を取得していれば法律に関する知識は認められます。
各企業の総務部や法務部などからの需要はあり、社会人として働いていた人が行政書士を取得し、企業の総務部などに転職するという例は存在します。
試験に合格する勉強時間は??
独学に必要な勉強時間は600~800時間と言われているが・・
「何時間ぐらい勉強すれば行政書士に合格できるのか?」
これは多くの方が知りたい情報ではないでしょうか。
合格のために必要な勉強時間は、法律に関しての知識量や職務経験に大きく左右されてしまうため、ネットで調べてもサイトによって「100時間~1,000時間」と大きくぶれてしまっており、あまり参考になるとはいえません。
このことを踏まえた上で、勉強時間の目安は、以下のように設定されています。
- 大手通信講座では500~600時間
- 通学型の大手資格スクールでは200~300時間(講義時間のみで自習時間は含まず)
このようにプロの講師の力を借りても500~600時間が必要になることが分かります。
初学者が独学で行政書士を目指すのであれば、600~800時間が必要と言われています。
しかし最近の行政書士試験は法的思考を問う問題が多くなっています。
本試験ではあえて見たこともない問題を出して試験の現場で思考力を使って考える問題が増えてきているのです。
これに太刀打ちするには1000時間は必要だと思います。