行政書士試験攻略スケジュール
行政書士試験攻略スケジュールについて
私は8か月の独学で合格できました。
ざっくりとどうしたら合格に至ることができるかお話していきたいと思います。
力配分としてはこんな感じです。
【最注力】
①民法
⇒民法は択一9問。記述式2問です。
配点は9問×4点=36点。2問×20点=40点となっています。
合計76点です。
民法は法的思考力を問う問題が多く、勉強するにも時間がかかります。
しかし、民法は避けて通れない科目となっており、ここをしっかりと学習することで
得点力が上がってきます。
②行政法
⇒行政法は択一19問。記述式1問。多肢選択1問です。
配点は19問×4点=76点。記述式1問×20点=20点。多肢選択1問8点となっています。
合計104点です。
行政書士試験の中では最も高配点となっています。
民法に比べると比較的とっつきやすく、得点につながりやすいです。
しかし、たまに難問もみられるため注意が必要です。
条文の学習に加えて判例の学習で肉付けをしていく感じの勉強になってきます。
【注力】
①憲法
⇒憲法は択一5問、多肢選択式2問です。
配点は5問×4点=20点。多肢選択式2問×8点=16点です。
合計36点となっています。
憲法は条文が少ないです。
しかし判例がいろいろとあるのでそれらの考え方や結論を覚えておく必要があります。
最近の行政書士試験では憲法は難問が出題される傾向にあります。
そのためなかなか満点を狙うことは難しいかと思います。
②商法、会社法
⇒択一5問です。
配点は5問×4点=20点となっています。
思います。
しかし、商法、会社法は比較的簡単な問題が出されるケースも多々あるので
得点源にすることが可能です。
捨てるのは絶対に止めたほうがいいです。
先ほどお話しした通り憲法は得点が取りにくくなっています。
それに加えて民法、行政法が難化した際には非常に得点をあげることが難しくなってきます。
そんなときには商法会社法が得点源になってくれます。
【ほどほどに】
①個人情報保護法関連
⇒一般知識で必ず出題されます。
個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、情報公開法、公文書法などの学習はしておいたほうがいいです。
基本書、過去問、予想模試を中心にしつつ深入りはしない程度でいいかと思います。
私は7月くらいから目を通していました。
②一般知識
⇒これは正直困りました。
対策の仕様がないです。
時事問題やネット関連の用語などはチェックをしていました。
時事通信社のサイトや就職試験の一般知識などを目を通す程度でいいかと思います。
直前期は予備校が発行している予想模試の問題はヤマを張る意味で勉強しました。
③基礎法学
⇒基本書と過去問をやりました。
2問あるうち1問はお手上げの問題が出る傾向にあります。
1問取れたら十分でしょう。
ここは深入りする必要は全くありません。
学習スケジュールについて
行政書士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第2版] [ 石下貴大 ] 価格:1,320円 |
私は3月からスタートをしました。
ざっくりいうとこんな感じです。
3-4月
5月
憲法、商法の基本書を学習しました。
6月
合格革命の肢別問題集を徹底的に行いました。
イチ押しです!
これをやるとすごく力がついてきます。
直前期に至るまで何度も繰り返して実施をしました。
論点が見えてくると記述式の点数も上がってきます。
価格:4,180円 |
これを勉強した後に基本書に戻って・・という繰り返しを行っていました。
このやり方で良かったなと思っています。
7月
個人情報保護法関連、一般知識を開始しました。
それと民法、行政法の記述式問題集を購入し学習を開始しました。
8-9月
合格革命、LEC、TACの予想模試を購入し、行っていました。
合格革命、LECは難易度が本試験より少し高いように感じました。
予想模試をやりつつ基本書の読み込みと肢別問題集などを並行して行っていました。
10月
この時期は基本書、問題集、予想模試の総復習です。
絶対に新しい問題集などを買うことはないようにしましょう。
この時期の踏ん張りで合否を分けると思います。